最近話題の映画『翔んで埼玉』を観てきました。
埼玉出身なので、絶対みなきゃとずっと思っていたのですが、やっと観に行くことができました。
公開から1か月以上経ってから観に行きましたが、座席はほぼ満員で驚きました。
当日チケットを買ったのですが、友達と並んで座れるのは前から1、2列目のみでした。
目の前にスクリーンがあるので大迫力です。
別にみなさん埼玉が好きで観に来たわけじゃないと思いますが、こんなにも埼玉が注目されているなんて、嬉しいです(*´`)
上演中もおもしろいシーンでは、みなさん笑っているのが伝わってきて楽しかったです。
感想は、
あ~、わかるけど、そこまでじゃないでしょ笑笑笑
という感じです。
ストーリー
現代の埼玉に住む菅原一家は娘の結納のため、東京都へ車を走らせていました。
その途中、ラジオから埼玉県にまつわる都市伝説が流れ始めます。
その昔、埼玉県人は東京都民から、それはそれはひどい迫害を受けていました。
その迫害のされ方はすさまじく、埼玉県民は通行手形がないと東京に入ることすら許されないのです。
手形を持たずに東京へ行くと、見つかったとたん強制送還されてしまいます。
一方東京でも、都会指数の高い順にランクがあります。
都会指数とは、その人間がどれだけ都会的なのかを示します。
東京都知事の息子、壇ノ浦百実が通う白鵬堂学院では都会指数ごとにクラス分けされます。
彼は都会指数が最上級の生徒が集まるクラスに所属し、白鵬堂学院の生徒会長を務めます。
将来は東京都知事になるといわれているエリート中のエリートです。
そんな百実の前に現れたのが麻実麗です。
アメリカ帰りの麗は百実と同じクラスに入ります。
麗に対し始めは対抗心むき出しで挑んでいく百実でしたが、次第に二人はいい感じに…
(百実と麗は男の子です)
いい感じに… なったと思いきや、
麗が実は埼玉県民だったことが発覚します。
麗は埼玉の解放のため東京都知事になることを目標に、東京に忍び込んでいたのです。
それを知った百実は麗とともに埼玉解放のために奮闘します。
埼玉の未来を背負った二人の戦いの始まりです!!
埼玉県人から見た感想
とにかく笑えます
映画が終わって、始めに思ったのは
あ~、おもしろかったな
ということです。
埼玉に対するディスりワードもおもしろいのですが、伝説の中で語られる埼玉の状況がひどすぎるのもおもしろいです。
埼玉や群馬の状況が描かれているシーンになると、
え、そんなにひどいの??笑
と、思わず笑ってしまうような感じでした。
突然百実が熱を出したと思ったら、腕に赤い斑点があって、それを拡大すると「さ」の文字が!
さいたマラリアだ!
ってさいたマラリアって何ですか??笑
海がないのは本当に悲しい
映画の中でもたびたび、海なし県としてバカにされていますが、こればかりは反論できないですよね。
サザエの養殖をするために親子三代にわたって、海まで地下にトンネルを掘ったエピソードには笑いが止まりませんでした。
私も子どものころは、ディズニーランドに行くと、まず海が見えることに大喜びしていました。
GACKT様がカッコいい
GACKT様は、アメリカからの転校生、麻実麗を演じています。
彼は”隠れ埼玉県人”だったわけですが、埼玉への誇りを持ち、解放に向けて県民を引っ張っていきます。
小さい頃、埼玉で平和な生活を送り、好きな時に池袋まで行くことができたのは、GACKT様のおかげです笑
埼玉のことを好きでいたいと思いました
この映画は埼玉のことをディスりまくっているのですが、最後には埼玉のことが好きになってしまいました。
あんなにディスっていたのに最後には、
埼玉は何にもないというわけではない、突出したものがないだけで、すべてほどほどにそろっているのだ
みたいに若干フォローしてくれたのも嬉しかったです。
また、これは泣く映画じゃないと思って我慢しましたが、終盤の埼玉県民が団結するシーンはちょっとぐっときてしまいました。
埼玉はいいところなんです。
何があるのって聞かれても困ってしまうけど、でも住みやすくていいところなんです。
そして、埼玉の今の平和な暮らしがあるのは百実と麗の戦いのおかげなのだと思うと、ありがたいことだなと思います。(ちがうけど)
まとめ
『翔んで埼玉』は埼玉をディスりまくっているのに、愛も感じさせる、とにかく笑える映画でした。
まだ観ていないという方、特に埼玉の方はぜひ観てみてください!
故郷が懐かしくなるかもしれませんよ。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
Information
『翔んで埼玉』 武内英樹 監督