読書記録『サロメ:原田マハ』

黄色い表紙。不気味な絵。

本の表紙が独特過ぎて私はなかなかチャレンジできていなかった『サロメ』。本屋さんで何度も見かけて、買おうかどうか3か月くらい悩んでいましたが、ついに読むことができました。

アーティストたちの繰り広げる人間ドラマはとても劇的で、引き込まれました。物語の裏についての妄想がはかどる1冊ですね。

こんな時に読みたい

少し前まではミステリー一色だった私の本棚ですが、最近は気分によって様々なジャンルを読むようになりました。

サロメを読みたくなるのは、

  • 仕事やキャリアについてモヤモヤしている時
  • アートに触れたい時
  • 刺激が欲しい時

です。

物語は主に、表紙の絵を描いたオーブリーの姉”メイベル”視点で進んでいきます。このメイベルがすごいお姉さんで、自分の夢のためならなんでもやってのけます。

自分より格上の相手を前にしても決してひるんだ様子をみせない彼女。「私もそれくらいの度胸を持って生きていきたいな」とモヤモヤした気持ちが晴れました。

また、原田さんと言えばアート小説ですから(私が勝手に思ってます)。アートに触れたい、ちょっと現実に疲れたみたいな時にもおすすめです。

それから、刺激が欲しいときにもおすすめです。読み進めるほどに怪しくなっていく展開はハラハラどきどきです。

アーティストたちの華やかで刺激的な人間ドラマが楽しめます

本の感想

本の感想は、一言でいうとザワザワです。読んでいる間中、心がザワザワしていました。ミステリーのような先へ先へ感はないのですが、結末が分からないと落ち着かない。読み進めざるをえないといった感じでした。

あらすじは書きませんが、メイベル視点で進んでいく物語では、オーブリーオスカーの関係がはっきり描かれることはありません。そのせいで余計にこちらの想像が掻き立てられて、先が気になってしまいます

そしてメイベルは、悪女と言ってもいいくらいのことをしていますが。弟との関係を守るため、自分の夢を叶えるため、必死で生きていると思えば否定しきれないなと思います。

ここまで自分を信じられるほど必死に生きられるってすごい…

次の一冊は…?

面白いし、自分もがんばろうという気持ちにさせてくれる一方、濃厚な物語にちょっと疲れてしまいました。

次は心温まるエッセイとかを読みたいな。いい一冊が見つかったらここに書いておきますね。

あとがき

本の感想って、読み終わったすぐと、読み終わって一週間後と、一か月後とで、変わっていきますよね。そうやっていつまでも楽しめるのも読書の楽しみ。

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