日記を書いていると、1日を振り返って気持ちの整理ができたり、ずっと前に書いた日記を見て笑えたりと、嬉しいメリットがたくさんあります。
今回は日記をつけるメリットと私のおすすめの日記のつけ方をご紹介します。
日記をつけるメリット
語彙力・文章力の向上
日記をつけていると、漢字や言葉を調べる機会が増えます。調べたことは、アウトプットとしてすぐに自分の文章の中で使うことができるので、知識も定着しやすくなります。
また、日記を書く時にはその日の出来事を振り返り、考えを整理していきます。毎日繰り返し日記を書いていると、だんだん考えを整理するコツがわかり、文章力の向上にもつながります。
私は日記を書いていると「この漢字どう書くのかな」と分からなくなることがよくあります。簡単な字でも、自分で文章を書く機会がないと、意外と忘れてしまっているものです。
記憶の定着を助ける
日記を書くと、その日を振り返ることになります。何気ない楽しい思い出は、忙しい日々の中だと忘れ去られてしまいがちです。
1日を丁寧に振り返ると今までは忘れてしまっていたようなことに気が付くきっかけになるかもしれません。
また、1日を振り返り、思い出すという作業を繰り返していると、脳を活性化させる効果もあると言われています。
自分と向き合うきっかけになる
日記は誰かに見せるために書くものではありません。人の目を気にすることなく、自分と向き合い素直な気持ちをぶつけられます。
もしストレスに感じていることがあるなら、それを日記に書きだすことで気持ちが落ち着くかもしれません。また、文章にすることで状況を客観的に見ることができ、原因や解決策を見つける糸口になることもあります。
私は悩み事を人に相談することが苦手です。悩んだときは紙に自分の思いを一気に書きつけて気持ちを整理しています。
曖昧な感覚でも言葉にしようと努力しているうちに、自分の悩みが理解できるようになります。また、客観的に自分の問題を見ることで、今まで見えなかった解決策が見えてくることもあります。
日記のつけ方
日記に決まったつけ方はありませんが、自分にあった方法を見つけることで、続けやすくなります。また、日記を書く目的によって、書き方も変わってくるかもしれません。
今回は私がおすすめする日記のつけ方を3つ紹介します。
お気に入りのノートに書く
私は日記帳として売られているノートは買ったことがありません。子どものころ、初めて使った日記帳はディズニープリンセスが描いてある、かわいいノートでした。
「かわいい」と思って買ってみたけど、使い道がなくてそのままというノートはお家にありませんか。
そういうノートを日記帳にしてみるのはいかがでしょうか。お気に入りのノートなら、取り出すのが嬉しくて、日記も続けやすくなるかもしれません。
また、普通のノートに日記を書くことには次のようなメリットがあります。
- 日によって自由な長さで日記が書ける
- 書かない日があっても空白ができない
- レイアウトを自由に決めることができる
先ほど紹介した、私の初めての日記帳は何年使っていたかわかりませんが、少なくとも小学校に通っていた6年間は使っていたと思います。
毎日書いていたわけではなく、1日書いて何か月も空いてからまた書くというような感じでした。
それでも、何か心に大きく響くような出来事があった時には、日記帳を開いてその思いをぶつけていました。悲しいことに限らず嬉しいことも書いていました。一気に10ページくらい使ってしまうこともあったほどです。
それくらい自由に、そして何かあった時にはすぐに使えるノートがあったことは、あの頃の自分の大きな支えでした。
スマホの日記アプリを使う
私がスマホのアプリを使い始めたのは高校生の時でした。自分が使っていたのは「ライフル」というアプリです。
アプリのよいところは、他人に見られなくて済むことです。
私は高校生のころ好きな人がいたのですが、「万が一、家族に日記が読まれてしまったら」と思うと、日記帳にそのことを書くことができませんでした。
今思うと「気にしすぎ」と思いますが、お年頃だったのですね。
そんな私が頼ったのはアプリでした。いろんなタイプの日記アプリがあるので、きっと自分にあったものが見つかると思います。
でも、私はアナログ派なので、現在は紙のノートに日記を書くスタイルに戻りました。
スケジュール帳に日記コーナーを作る
私が今日記を書くために使っているのはスケジュール帳です。この方法は忙しい人や、毎日続けたいけど3日坊主になってしまうという人には特におすすめできます。
始めに、スケジュール帳に日記をつけるメリットを紹介します。
- 毎日持ち歩いているから、時間のある時にすぐ書ける
- スペースが限られるため、短文で済む
- 前に書いた日記を見返しやすい
このように、スケジュール帳に日記を書くことで、短い空き時間を利用して日記を書くことができます。そのため、私はこの方法だと日記が続けやすいと感じます。
また、スペースが限られるため、多少つけ忘れて後から書いても、その日だけ極端に文章が短くなってしまうということがありません。私も1週間分まとめてつけることがあります。後から日記を書くときに、スケジュール帳の予定と照らし合わせながら書くことができるのも便利です。
また、日付が整理されているので、日記を見返す時にも便利です。たまに日記を見返すと、「こんな日もあったな」と懐かしく思います。
次に、具体的にどのようにスケジュール帳に日記を書くのか、その方法を紹介します。
スケジュール帳に書くといってもいろんな方法があると思うので、下の3つの方法「マンスリー」「ウィークリー」「ほぼ日」に分けて紹介します。
- マンスリーページに書く
- ウィークリーページに書く(ゴロゴロ)
- ほぼ日手帳に書く
マンスリーページに書く
マンスリーページは予定を書くのに使っていると思います。でも、意外と空白の欄も多くなって寂しく感じることはありませんか。
私はその空白の欄に、その日あった出来事を書くようにしていました。
前から予定に入ってなくても当日に友達と「ご飯に行こう」となることも結構ありますよね。そういう日は、「Aちゃんとクレープ食べてきた。おいしかった。」とか、書いてました。
本当に何もなかった日や日付の入っていないマスには、適当に絵を描いたりしても楽しかったです。
この方法のメリットとデメリットをまとめると、
- メリット スケジュール帳の空欄を有効活用できる
- デメリット 人の目に触れやすい、予定がある日は逆に日記が書けない
という風に私は感じました。
スケジュール帳の空欄を埋めるというのはモチベーションにもなるので、続けるきっかけにもなります。
スケジュール帳は充実して見えるのですが、大学生になると課題や授業の予定を書き込むようになります。予定を整理してスッキリさせたいと思うようになり、この方法はやめてしまいました。
ウィークリーページに書く
次にスケジュール帳のウィークリーページに日記を書く方法を紹介します。
私は現在この方法で日記をつけています。去年から始めたので2年目です。
私が使っているスケジュール帳のウィークリーページは左のようになっています。
1日ごとに縦に使えるようになっていて、1日は3つに分割されています。また、ページの下半分はメモ欄のようになっています。
私はページの赤く囲った部分を、日記コーナーにしています。広さでいうと2.5㎝×3㎝ほどです。ここにだいたい6行ほどの日記を書きます。
もっとたくさん書きたいという日は、下のメモ欄に日記を書くこともあります。
この方法のメリット・デメリットは、
- メリット スペースが狭いので毎日続けられる
- デメリット その日の出来事が書ききれないこともある
正直、「スペースが狭くて書ききれない」という時もあります。でも、このスペースなら埋まらないことへのストレスを感じることなく長く続けられるというのが、この方法のメリットです。
日記を書きたいけれど続かないという人はぜひ試してみてください。
ほぼ日手帳に書く
毎日しっかり日記をつけたいという人にはほぼ日手帳もおすすめです。
ほぼ日手帳は最近いろんな大きさ、デザインが出ていて、持っている人も多いと思います。自分好みのデザインを見つければ、毎日の日記を書くのも楽しくなります。
私も何度も買いたいと思ったことはあるのですが、少しお高めなので買ったことはありません。また、1日1ページ使えるということは、その分ページ数も増え、持ち運びにはあまり向かないという印象があります。
まとめ
今回は私の経験を元に、日記を書くことのメリットや書き方について紹介しました。
日記を書くことのメリットは下の3つです。
- 語彙力・文章力の向上
- 記憶の定着を助ける
- 自分と向き合うきっかけになる
日記を書いて、日々の記録を重ねていくことで、自分も成長していくことができます。
具体的にどのように日記をつけていくかというと、私のおすすめの方法は下の3つです。
- お気に入りのノートに書く
- スマホの日記アプリを使う
- スケジュール帳に日記コーナーを作る
今回紹介した日記をつける方法は、気軽にチャレンジできるものが多いので、ぜひ挑戦してみてください。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。